ゴールデンライフ ４号

４号目が先日送られて来ました。

中央区に有る２校の小学校なのですが、
８０年以上経つ建物を建て直す事となり取り壊される前に撮って来ました。

僕が通っていた帯広市立第六中学校も今年度を最後に学校として無くなります。

校舎は何か施設として利用するようですが、
学校が無くなるのは、寂しくも有り悲しいものですね。






ありがとう、校舎

今年、東京都中央区に有る２校の小学校の建て直しが始まった。
80年以上経つ校舎は、表面は奇麗に見えても内部は既に朽ちて来ている。
維持し保ち続けるには限界も来ており、保存という声もあったが何よりも
児童の安全を考えると仕方が無い事だ。
１９２３年の関東大震災で一度消失したが「地震に強い校舎を建てる」と言う事で、
当時は最新の技術と共に洋風なデザインを取り入れて建てたようだ。
震災には遭わなかったものの人災とも言える戦火の中をくぐり抜けて来たのは、
まさしく強い校舎を表した。
７月のお別れ会、最後に別れ惜しむ学び舎にみんなが「有り難うございました」と
大きな声で御礼を言うと、元気な声は直ぐに木霊と成って返って来た。
「あ・り・が・と・う」と校舎も言ったかのように、
校庭に響いたみんなの声と校舎の声は、
いつまでも思い出とともに心に残ることだろう。


木村 弘好 きむらひろよし／フォトグラファー
1963（昭和38）年北海道帯広市生まれ。
（株）エーススタジオを経て（有）活写真事務所にて森山活氏に師事。
1994年〜木村写真事務所設立、フリーランスに。
デジタル写真から絵をおこす「photoEny」は、
メニュー・パンフレット・会社案内などに使用されている。