昭和２５年の新聞

昔の建物の解体中の写真を色々撮っていると、壁を剥がすと工事中に意図的に貼ったのであろう新聞が出て来たりする。

撮影中に古い新聞の内容に興味を惹かれ読んでみるのだが、年代を感じるとともに当時を少し知る事も出来るので、実に面白い壁新聞だ。壁と共に剥がされるので読める箇所は少ないが広告や求人情報は時代を感じさせる。６月２３日金曜日、サザエさんの四コマ漫画。
こんな所で、それも新聞で再会出来たのは、感動的でした！見出しに「？」と思い読んでみた求人広告なのだが、なんと「連合軍要員緊急募集」と書かれていて、通訳や翻訳が主な仕事のようだ。戦後の日本を象徴している求人広告だが「２ヶ月手当2,500円」は当時としてはどうだったんでしょうね・・・ナショナルの自転車のライトの広告と、今でもコマーシャルでよく耳にするビオフェルミンの広告だが、もの凄いシンプルだ。当時の広告のあり方と凸版印刷技術を表していると思う。

これらの新聞の殆どは、昭和２５年のものが多く、下のものの様に日付が読み取れるもので２月１９日日曜日の新聞もあった。新聞と共にキューピーマヨネーズの包装紙も一緒に貼って有り、現代で見るからだがデザインがノスタルジックで味が出ていて実に良い！

昔のもの、特に僕(昭和３８年生まれ)が生まれる前のものに出会えると感動的でもあり勉強にも成りますね。