ゴールデンライフ ４９号

夢の島、「初めて行ったような〜」気がしました...笑

元は世界一の空港を造ろうと計画し、戦後はハワイを目指し「夢の島海水浴場」(夢の島の名はここから来てるんですね)をオープンさせたが、後に大問題と成るゴミ捨て場と化した人工島だが、今では色々な施設のある綺麗な公園に成りましたね。
〜コラム〜

「夢の島」

かつてはハエ問題やゴミ戦争にまで発展した江東区のゴミ処分場、埋め立て地「夢の島」。今では夢の島公園として、競技場や野球場、テニスコート、ガラスドームの熱帯植物館の前にはマリーナと、素晴らしい公園に生まれ変わっている。ゴミ処分場になる前は、名前の由来となる戦後東京のハワイを目指しオープンした「夢の島海水浴場」だった。しかし、台風被害が幾度も続く影響等で、３年で閉めることになり、しばらくしてゴミ捨て場へと姿を変えて行くのだが、昭和初期の東京港修築事業計画では、当時としては世界一大きい「東京市飛行場」が昭和16年に完成する予定だった。工事は土砂の埋め立てまで進んでいたが、日中戦争勃発により計画を中止せざる終えなくなった。もし実現していたら、首都機能が今とは違う大規模な飛行場が出来ていたのかもしれない。元々夢を創ろうとしていた人口島。ゴミの島のまま処分されず夢を語れる島になったのは幸いだったと思う。